学究社enaが進学舎の株式取得
enaを運営する株式会社学究社は、2007年12月26日、株式会社進学舎の全株式を取得し、進学舎を学究社のグループ会社とすると発表しました。
プレスリリースによれば、学習塾「進学舎」は東京西部においてenaの学究社と主要駅前18 箇所で競合し、30 年以上中学受験高校受験の進学実績を争ってきたライバル塾でした。
「進学舎」はこれまで無借金・黒字の優良企業で生徒数は約5,000 人。その進学舎とenaの学究社双方の合格実績を合わせると、三多摩地区の都立トップ高校5 校の合格実績の合計は第一位となり、他のほとんどの地域の中学高校の合格実績シェアも大きく拡大します。
また生徒数においても競合他社を大きく引き離して地域第一位となります。
・・・・さらに東京西部地域のシェアを支配的にすることによって、正確な進路指導と重複する業務の効率化による利益向上を計画しております。
とあります。
進学舎とenaが株式取得を含む提携を行ったことで三多摩地区で不動の地位を築いたわけです。
今回の株式取得は事実上の吸収合併だと思いますが、enaの学究社もそうした側面は否定し、お互い五分と五分の提携という言い方をし、進学舎の看板や講師もそのまま引き継いで行っています。
いわゆるM&Aは日本の経営風土にあまりなじまず、吸収された側がひどく反抗的になったりする風潮もあるようですし、教育を売り物にしている会社でそうした紛争が起こるのはマイナスでしかないでしょうから、そうした処置になっていると考えられます。
今回の提携で進学舎から生徒が大きく離れていったという話もないようですから、これから進学舎の生徒数や合格実績がどのように変化していくのか、目が離せません。